OCS VISUAL ARCHIVE / 1982 ANORI / RECONSTRUCTED VISUAL FICTION
THE SAME COLD
浜崎志乃 — 1982 安乗 / AGE 50 / EP04
1972年から10年。年齢と服装は変わった。海へ入る仕事は続いている。
1972 → 1982
同じ海。10年後。
1972年のEP01–03では、40歳の志乃を通して海女小屋、港、共同作業船、岩場、水面での呼吸、帰還と火を辿りました。EP04は1982年へ時間を進めます。志乃は50歳。白い磯着ではなく濃紺のジャージ作業着をまとい、同じ仕事の導線へ戻ります。
EPISODE ROUTE
海女小屋から、海へ。海から、火へ。
WORKWEAR / RESEARCH LINK
なぜ、1982年の志乃はジャージなのか。
安乗では1972年の写真資料に、ウェットスーツのように見えるが実際にはジャージを着た海女たちが記録されています。一方、志摩全体ではウェットスーツ導入時期と規制は地域差が大きく、1982年の一人の海女の具体的な服装を一律に断定することはできません。EP04では、安乗の地域資料と後年の規制記録を踏まえ、濃紺ジャージを地域的に妥当な再構成として採用しています。
PREVIOUS EPISODE
1972 — ONE BREATH
10年前の志乃は40歳。EP03は、一息の潜水から水面での最初の呼吸と磯笛までを追います。EP04は、その身体とWORLDに10年を加えたEpisodeです。
FACT / INFERENCE / RECONSTRUCTION / FICTION
FACT:安乗の海女漁、乗合・共同作業船、海女小屋、道具、1972年のジャージ着用資料など。
INFERENCE:1982年にも地域の規制と仕事文化が連続していたとみること。
RECONSTRUCTION:濃紺ジャージの具体的な形、特定日の配置、動作、音。
FICTION:浜崎志乃という人物と、この一日の出来事。
