OCS ARCHIVE / OBJECT / AMA DIVING TOOL
カギノミとは?
海女が岩に付いた獲物をはがし、引っかけて採るための漁具。
Kaginomi / Ama Diving Tool / 1972 Anori, Mie

QUICK ANSWER
カギノミは何に使う?
三重県の文化財資料では、カギノミは鉄やステンレスで作られた海女の採取道具として紹介されています。片側のヘラで岩に貼り付いたアワビなどをはがし、反対側の鉤状部分でウニなどを引っかけて捕らえる道具です。海女漁の「採る」動作そのものを支える仕事道具です。
HOW IT WORKS
仕事の流れでは、どう使う?
- 海へ出る前に、カギノミを含む磯道具を確認する。
- 磯メガネを装着して潜り、岩場や獲物を探す。
- ヘラ側ではがす、鉤側で引っかけるなど、対象に応じて採取する。
- 浮上後、採ったものをスカリ等へ入れ、呼吸を整えて次の潜水へ移る。
カギノミだけで仕事が完結するわけではありません。視界をつくる磯メガネ、潜水、呼吸、獲物を収めるスカリなどと組み合わさって、一連の海女仕事になります。
1972 / ANORI
1972年・安乗で何を確認できる?
FACT: 三重県は鳥羽・志摩の海女が使う漁具としてカギノミを挙げ、安乗を海女漁が行われる地区の一つとして掲載しています。カギノミの機能も、ヘラ側と鉤側に分けて説明されています。
RECONSTRUCTION: OCS C007の具体的な形状、長さ、表面仕上げ、浜崎志乃の持ち方や確認動作は、1972年安乗の特定個体をそのまま記録したものではありません。資料で確定できない細部はRECONSTRUCTIONとして扱います。
OCS VISUAL EVIDENCE
C007 — カギノミを確認する。
浜崎志乃EP01では、海女小屋で支度を進める中、海へ出る前に採取道具を確認する瞬間をC007として保存しています。道具の存在だけでなく、「仕事前に確かめる」というWorkflowまで含めたEvidence Fragmentです。
RETURN TO EPISODE
1972 / ANORI / SHINO HAMASAKI EP01
海女小屋での支度、乗船、磯メガネ、潜水、採取、磯笛、スカリ、帰港まで。カギノミが仕事のどこで登場し、何と組み合わさるかをEpisode全体で辿れます。Episode内からYouTube本編とKindle版へ進めます。
FAQ
カギノミについて、よくある疑問。
カギノミは何を採る道具?
三重県資料では、片側のヘラでアワビなどを岩からはがし、反対側の鉤でウニなどを引っかけて捕らえる道具と説明されています。
カギノミと磯ノミは同じ?
海女の採取用ノミには地域・資料・形状によって複数の呼称や分類があります。三重県の別資料では「磯ノミ」も主要漁具として挙げられています。OCSでは両者を根拠なく完全に同一視せず、このページでは三重県「海女習俗」が説明する「カギノミ」を基準に扱います。
なぜ道具確認のCUTまで残す?
道具は海中で使う瞬間だけでなく、支度、確認、携行、採取、収納まで含めて仕事の一部だからです。Object NodeからWorkflowとEpisodeへ戻せるようにすることで、単体の民具説明で終わらせません。
Related knowledge graph.
SOURCES / RESEARCH LOCK
- 三重県「海女習俗」 — カギノミの材質・用途、鳥羽・志摩の海女漁地区。
- 三重県「海女ー海女漁の技術」 — 海女漁の潜水・採取と主要な磯道具。
- 鳥羽市 海女文化資料 — 磯ノミを含む海女の主要道具と仕事。
Provenance: RECONSTRUCTED / VISUAL FICTION. OCS画像は1972年当時の実写記録ではありません。道具の細部や人物動作のうち史資料で直接確認できない部分はRECONSTRUCTIONとして扱います。
