1932年の済州島の海女仕事を再構築したOCS JEJU WORLD

済州島 1932|海女(Haenyeo)の仕事世界 — OCS WORLD

OCS WORLD 003 / JEJU / KOREA

JEJU
1932

済州島。1932年。黒い玄武岩、冷たい海、綿の仕事着、浮き、網、鉄の採取具。海女〈Haenyeo〉の一日は、一息で海へ入り、石に働きかけ、再び空気へ戻る反復からできていた。

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1932年の済州島の海女仕事を再構築したOCS JEJU WORLD

WORLD PRINCIPLE

ONE BREATH.
THE WORLD CONTINUES.

このページは「海女という人物」だけではなく、身体を取り巻く済州の仕事世界を主役にします。村から海岸へ、玄武岩から水中へ、手と鉄具から貝へ、浮上から最初の呼吸へ。人間が一瞬だけ前に出ても、最後には海が画面と音を取り戻します。

WATCH / OCS WORLD FILM

ONE BREATH AT A TIME

68秒の短編。ナレーションも音楽も使わず、風、水、玄武岩、身体、仕事だけで1932年の済州を再構築する。

YouTube公開:2026年9月19日 20:00 JST

HOW THE WORK MOVES

仕事は「潜る」だけではない。

01 / LAND村を出る人間はまだ陸の世界にいる。海は遠くに見える。
02 / SHORE玄武岩を越える足、濡れた綿、浮きと網。身体が仕事の海へ入っていく。
03 / BELOW息を止める呼吸音は消え、水圧と水の動きだけが残る。
04 / WORK石に働きかける鉄の採取具で岩に付着する貝へ圧力をかけ、最後は手が仕事を引き継ぐ。
05 / AIR一度だけ息を吸う浮上。最初の一呼吸だけ、人間が音の中心になる。
06 / WORLD済州は続く呼吸の後、音も画面も再び海へ返す。映画が終わっても仕事世界は続く。

HAENYEO / LIVING HERITAGE

済州海女とは?

済州島の海女〈Haenyeo〉は、呼吸器を使わず息を止めて海へ潜り、アワビやウニなどの海産物を採る女性たちです。海と海洋生物に関する知識、潜水技術、共同体の規律は世代を越えて受け継がれてきました。済州海女文化は2016年にユネスコ無形文化遺産の代表一覧へ記載されています。

UNESCO — Culture of Jeju Haenyeo →

CLOTHING / FLOAT / TOOLS

1932の画面をつくる物質世界。

MUL-OT / WATER CLOTHES綿の仕事着

古い済州海女の仕事着は、上衣のmuljeoksam、下衣のmulsojungiなどからなる「mul-ot」と呼ばれました。ゴム製ウェットスーツの普及は1970年代以降です。

TEWAK + MANGSARI浮きと網

tewakは海上で身体を支える浮き。伝統的には瓢箪が使われ、mangsariと呼ばれる網袋に採取物を収めました。

GOGGLES / IRON TOOL見る、外す

潜水眼鏡は20世紀に普及。bitchangやkkakkuriなどの鉄製道具は、岩に付着するアワビなどを外す仕事に使われます。

※OCSの1932画面は、年代の直接記録と、近代以前から続く物質文化・後年の博物館資料を分けて参照し、FACT / INFERENCE / RECONSTRUCTIONを混同しない方針で組み立てています。

Visit Jeju — Haenyeo’s Diving Suits and Tools →

RECONSTRUCTION STANDARD

史料と再構築を、同じ箱に入れない。

FACT=史資料や公的資料で直接確認できるもの。
INFERENCE=年代差・地域差を踏まえた推定。
RECONSTRUCTION=複数資料から具体的な画面へ組み上げたもの。
FICTION=特定の人物名、表情、カメラ位置、ある一日の連続など物語上の設定。
この4層を分離することを、OCSの歴史再構築の基本ルールとしています。

OCS Research Standard →

COMPARE / WOMEN OF THE SEA

同じ素潜りでも、WORLDは同じではない。

日本の海女と済州の海女は、ともに息を止めて海へ潜る女性の潜水採取文化ですが、それぞれ異なる地域史、言語、道具、共同体、制度の中で形成されてきました。OCSでは「同じもの」としてまとめず、WORLDごとの差を並べて見ます。

ENGLISH SUMMARY

JEJU ISLAND, KOREA. 1932.

Before modern rubber diving suits, Jeju haenyeo worked the volcanic coast on a single breath. OCS reconstructs one cycle of work: leaving the village, crossing black basalt, entering the cold sea, descending underwater, working the stone, returning to the surface for one breath, and letting the sea take over again. This is a research-based historical reconstruction, not archival footage.

SOURCES / START HERE

公開資料から、済州海女を辿る。

NEXT WORLD

次は、別の海へ。

済州1932から、日本の海女へ。時代と地域を変えると、同じ素潜り仕事のどこが変わり、どこが残るのか。

OCS SOURCE NOTE
主要参照:UNESCO Intangible Cultural Heritage「Culture of Jeju Haenyeo (women divers)」/Visit Jeju「Haenyeo’s Diving Suits and Tools」/Jeju Haenyeo Association「Haenyeo Story」。OCSの画像・映像は史資料をもとにした視覚再構築であり、特定の人物、表情、動作順、カメラ位置などにはRECONSTRUCTION / FICTIONを含みます。

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