OCS ARCHIVE / SOUND
カラオケボックスの音環境
1996年東京。個室、マイク、伴奏、友人の声、廊下越しの別室の歌。映像に直接残らない「その場所で聞こえていたはずの音」を、設備と行動から再構成するSound Node。

Sound layers
有線マイク / 通信カラオケ伴奏 / CRT・操作機器 / 室内の会話 / 廊下側の環境音。SOUNDは実録音源ではなく、画面内の設備・行動から推定できる音環境として管理する。
HISTORICAL FACT LAYER
1996年は、カラオケボックスと通信カラオケが若者の日常へ入った後。
全国カラオケ事業者協会の歴史資料では、屋外型カラオケボックスが岡山県に登場したのは1985年、通信カラオケは1992年に登場し、1995年には主要メーカーのシステムが出揃って通信カラオケ時代に入ったとされる。1996年の神谷美緒Episodeは、その変化の直後にある。
Sources: 全国カラオケ事業者協会「カラオケ歴史年表」 / JOYSOUND「通信カラオケ いま、むかし」
READ IT THROUGH THE BODY
歌う人と、聞く人の距離が近い。
狭い個室でマイクを口元へ持ち、友人は同じソファで伴奏と声を聞く。歌い終わればマイクを渡し、会話が戻る。廊下へ出れば別室の低い音が壁越しに混じる。OCSではカラオケを機器史だけでなく、声と身体が近い距離で交代する1990年代の遊び方として残す。
PROVENANCE — RECONSTRUCTED SOUNDSCAPE / VISUAL FICTION。実在店舗の録音資料ではありません。
Culture · Technology · 神谷美緒 1996 · SOUND
