1795年 江戸・新吉原、灯りの中へ出る花魁・紫月

灯りが入るころ|1795 江戸・新吉原 花魁 — 紫月 EP01

EDO WORLD / 1795 / SHIN-YOSHIWARA / SHIZUKI / EP01

灯りが入るころ

WHEN THE LANTERNS ARE LIT

1795年 江戸・新吉原、灯りの中へ出る花魁・紫月

1795年、新吉原。灯りが入る前、紫月はまだ「花魁」ではない。

私的な女が、支度という労働を通して、公の花魁へ変わっていく。そして夜が終われば、その姿は再び解かれる。紫月は架空人物。本作は、18世紀末の史料・浮世絵・当時の風俗資料を参照しながら、新吉原で働く一人の女性の一日を再構成したビジュアル・フィクションです。

NOW PLAYING / 4K WORLD FIRST

1795年・新吉原 花魁道中

紫月の支度から、仲之町へ出る一行、群衆、街路、揚屋入り、そして道中が去った後まで。新吉原というWORLD全体を描いた4K映像を公開しました。

YouTubeで4K本編を見る →

ACT I / THE WOMAN

女としての時間

1795年 江戸・新吉原、髪を下ろし手紙を書く私的な時間の紫月

髪を下ろし、手紙を書く。完成された花魁像の前には、まだ客の目に触れていない時間がある。1794–95年頃の喜多川歌麿にも、整髪前の高位遊女が手紙を前にする私的場面が描かれています。紫月の物語も、まずその内側から始まります。

ACT II / BECOMING HER

花魁がつくられる

1795年 江戸・新吉原、花魁としての支度が始まる紫月

白粉、髪、衣、帯、櫛、簪。公の姿は、ひとつずつ積み上げられる。支度は装飾ではなく、職業上の役割を身体に組み立てていく時間でもありました。

江戸の白粉と化粧 → 花魁の髪・櫛・簪 →

1795年 江戸・新吉原、支度の途中で半ば花魁の姿になった紫月

まだ女であり、もう花魁でもある。

この途中の時間こそ、本作の中心です。完成後の華やかさだけでは見えない、手順、道具、人の手、待つ時間。その全部が「花魁」という公の像をつくります。

1795年 江戸・新吉原、最後の簪を挿し公の花魁の姿が完成する紫月

最後の簪が入る。ここで私的な紫月は一度奥へ退き、新吉原の人々が見る「紫月」が完成します。

FULL VISUAL STORY

この先には、33CUTの完全版があります。

Web版では物語と世界観の入口だけを公開しています。私室から支度、仲之町、揚屋へ向かう一行、夜の仕事、その後までをより細かく追う完全版はKindleで。

READ THE FULL VISUAL STORY ON KINDLE →

ACT III / THE OIRAN

灯りの中へ

ここから画面の主役は紫月だけではありません。禿、新造、仲之町、灯り、人の視線、そして揚屋へ向かう移動そのものが、新吉原という仕事の世界をつくります。

1795年 江戸・新吉原、花魁・紫月の周囲に禿と新造がつく一行

ひとりでは歩かない。

18世紀末の吉原を描いた作品では、高位遊女の周囲に新造や禿が伴う姿が確認できます。行列は単なる見世物ではなく、店・役割・序列を可視化する公の場でもありました。

禿とは? → 新造とは? →

1795年 江戸・新吉原、揚屋へ向かう花魁・紫月の一行

「花魁道中」の先には、行き先があった。

18世紀末の史料では、遊女屋から仲之町に面した揚屋へ向かう移動が「揚屋入り」として確認できます。本作では、派手な行列だけを切り取らず、誰が付き、どこからどこへ向かい、その先にどんな仕事の場があるのかまでを追います。

揚屋入りとは何だったのか → 仲之町と春の桜 →

ACT IV / AFTER

灯りのあと

1795年 江戸・新吉原、仕事を終え髪飾りを外していく紫月

花魁は、夜のためにつくられる。

髪飾りが一本ずつ外れ、重ねた姿がほどけていく。紫月は、その前からそこにいて、灯りが消えたあとも残る。本作が見たいのは、完成した役だけではなく、その前後を含む一人の生活です。

EXPLORE
READ THE COMPLETE STORY

『灯りが入るころ』

1794–1804 江戸・新吉原 花魁 — 紫月。33CUTで構成した完全版ビジュアルストーリー。

Amazonで完全版を読む →

PROVENANCE — RECONSTRUCTED VISUAL FICTION. 紫月および店は架空です。歴史資料から確認できる事実、時代近接資料による補助、OCSによる再構成、物語上の創作を区別して扱います。Web版はKindle版の全ページ・全カットを転載していません。
上部へスクロール